100mile madness!!

雰囲気で山を走っています。

20190630 サロマ湖ウルトラマラソン

今年のサロマ湖ウルトラマラソンは当初危惧していた高温(39℃とか)までは至りませんでしたが、それでもなかなか暑く厳しいレースでした。

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◼︎結果

12:58:16

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・・・きわどい!

 

◼︎サロマに向けたトレーニン

100kmウルトラマラソンに向けて、ロング走は結局一度もできず、ほぼ帰宅ランのみという練習量でレースに臨むことになりました。苦戦するだろうな・・・とは予想していましたが、本当に苦戦しました。

ちなみにレース前日に食べた海鮮定食と湧秀牛ステーキがめちゃくちゃ美味しかったです。もうお腹パンパン。

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◼︎START→54km

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曇りで涼しい快適なコンディションの中、100kmの道のりがスタート。前日のカーボローディング調整をミスったのか、スタートからペースが全く上がりません(笑)

当初のプランではキロ6で押していくつもりだったのですが、感覚を信じて辛くないペース=6分45秒/kmで進むことになります。(この判断はどうだったんだろうなぁ・・・)

序盤は順調でしたが、40kmを過ぎたあたりから陽射しがかなり強くなってきて、身体がしんどくなってきました。エイドにあったスイカに塩をたくさん掛けてもらって、しばらく腰を下ろして小休止したりしつつ、とにかくデポバッグのある54kmを目指します。

デポバッグにはミルクプロテインレッドブル、あと帽子に装着する日除けスクリーンを入れてありました。正直ここまで晴れるとは思わなかったのですが、備えあれば憂いなしとはこのことですな。。。

※マシュマロマンと写真撮ってもらいました。暑い中ご苦労様です。

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◼︎54km→FINISH

気を取り直してリスタートしてから順調に進んでいたのですが、60kmを過ぎたあたりで「あれ?もしかして結構時間ヤバイのかな?」ということに気付きます・・・(遅)

気持ちは焦っているものの、焦りとは裏腹に正比例するように脚がしんどくなっていき、80kmからのワッカ区間で遂に足裏が着地をするたびに悲鳴をあげて、1kmと連続して走れない状態に。

残り20kmをキロ9分で進めば間に合うという事実は、私の頭の中にあるスーパーコンピュータの演算結果から明らかなのですが、走り続けることが困難になっているので1kmラップを確認して「よし、この1kmで30秒貯金作ったぞ!」とか「あぁ!キロ9分オーバーしとる!」などと一喜一憂しつつ、とにかく必死に走りと歩きを織り交ぜて進みました。

 

ここまできて制限時間オーバーなんて有り得ない!

何のためにオホーツクへ来たんだ!

サロマンブルーのランナーに付いていけ!

 

はたからみるとキロ9分というスピードでの世界なので、かなり酷い光景な気がしますが、周りを見渡せばみんな辛そうで、笑ってる人など見当たりません。みんな必死にもがいてるんだな。

 

美しいワッカ原生花園の中を進んでいるが、正直景色を楽しむ余裕なんてない。対向ランナーの顔を確認する気力もなく、ただひたすら地面と向き合って腕と脚を前に出し続ける。

こうして残り3kmで29分。ここでようやく完走を確信しました。ここからキロ9分ペースで進んでも2分の貯金を確保しており、仮にビハインドを背負ったとしてもラスト1kmであれば力を振り絞ればどうにかなるだろう。そんな算段で長い長いワッカ区間を終え、無事フィニッシュ地点に辿り着いたのでした。制限時間1分44秒前の完走。

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なお、走っていた当人は知らなかったのですが、応援naviのフィニッシュ予想タイムは50kmあたりからずっと制限時間をオーバーしていたらしい。w

本当に痺れるレース展開でした。。。

 

まぁそもそもの元凶(?)は練習量不足にあるとはいえ、現時点での全力を出し切った良いレースだったと思います。

一方で、制限時間ギリギリにフィニッシュするというのはドキドキハラハラなスリルがあって、裏返すと危うい中毒性を持っている気がします。このあたりは少し思うところがあるので、別の機会に記事をまとめようかなと思っています。

 

余談ですが、フィニッシュ後にアイシング用の氷を配っていて、「お!これは助かる!」と両腿にしばらく載せていたら、猛烈な寒気に襲われて身体がガタガタ震えてきて大変な思いをしたのはここだけの話・・・