100mile madness!!

雰囲気で山を走っています。

20181007 KOUMI100 1/2

信越五岳から3週間、KOUMI100を走ってきました。結果から先に書いておくと、2周を終えてリタイアしました。

 

信越五岳は今年も台風が来て100mile開催されないんじゃないか」理論に基づき、言わば保険的な位置付けでKOUMI100にエントリーしていました。(どうしても今年100mileを走ってみたかったのです)

そんな思惑をよそに、信越五岳は無事開催され、逆にKOUMI100の方が台風にやられるというまさかの展開。直撃気配濃厚だった台風25号は幸い進路から外れましたが、その前の台風24号によって大きな被害を受けていました。

コース近隣のしらびそ小屋の情報によると、登山道は壊滅的ということで、KOUMI100のコースも少なくない影響が出ているだろうと思っていました。ギリギリまでレンタカーを借りるのを保留していましたが、大会中止等のアナウンスは無かったので、とりあえず現地に赴くことにしました。

 

◼︎コース変更

前日のレース説明会の中でコース変更が発表されました。やはりKOUMI100のコースも最高地点であるニュウへの登山道が崩落し使えないとのこと。しかし、そこで諦めない流石のOSJ、唯一生きているニュウからの下りをピストンで繋いで開催するね、結果的にロードの繋ぎ区間が増えてトータル10km増えて175kmのレースになるのでよろしくね!と言われました。

全然よろしくない、と正直思いましたが、自分に出来ることは頑張って走ることしかありません。

 

それと、デポバッグの使い方について。

レース中はデポバッグに入ってる物だけ使ってくれ、とのアナウンスがありました。サポートによる無尽蔵な補給はレースの公平性に欠けるため、という理由です。確かにごもっともだなぁ、と思いつつも想定外の話だったので、ちょっと計算が狂いました。

まぁ、実際レースが始まってみるとあんまり守られてなかったみたいですが(ルールにも載ってなかった気がするし)、アナウンスを聞いてしまった以上、デポバッグ以外から補給することは出来ません。

とりあえずデポバッグに着替えと食料を詰め込めるだけ突っ込みましたが、自分の中で割と生命線である麦茶は650mlペットボトル4本しか入れられなかった。。。

 

◼︎レース戦略

3週間前に走った信越五岳の後遺症として、左足の指先に違和感が残っていましたが、KOUMI100を完走するためにはこの足と向き合う必要があります。とはいえ、正直無理はできないなぁ、とは思っていました。

設定タイムとしてはスタート地点での休憩時間を除いて5周とも全て6時間としました。1周目でペース感覚を身に付けつつ、どれだけ6時間に近付けるか。距離が伸びた分がどう影響してくるか。

※ちなみにKOUMI100では4周終了時関門として28時間(平均7h/周)があります。フィニッシュ制限時間は36時間。

 

◼︎LOOP 1(35k) 6:25 / 302位

本沢温泉入口(9k) 1:27

↓0:33

稲子湯(13k) 2:01

↓2:45

稲子湯(26k) 4:46

↓0:44

本沢温泉入口(30k) 5:31

↓0:54

松原湖高原スケートセンター(36k) 6:25

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スタート早々、無理しないペース(=5周とも同じように走れる)ということでのんびり走っていたら、どんどん置いていかれてしまい、気が付けば後ろを振り返ると誰もいない・・・もしかして私、最後尾ですか?

林道の登りに入り、積極的に歩いてようやく集団に追いつきました。

最初のエイドがある本沢温泉入口までは緩やかな林道の登りですが、そこから次の稲子湯エイドまでは繋ぎのロード区間なので、エイドをスルーして時間節約。

しかし、いかんせん走るペースが遅いのでバシバシ抜かれます。皆ホントに速い。多分自分が遅いだけなんでしょうけど・・・やはりKOUMI100を走るランナーは歴戦の猛者ばかり、いきなり洗礼を浴びた気分です(笑)

 

ガツンとロードを下り、1kmほど登り返したところでエイド。1周目はエイドに水とポテトチップスくらいしかなかったので、ポテトチップスを数枚つまんで先に進みます。

稲子湯エイドから先はしばらくロードが続き、ニュウ登山口まで。とにかくロードが長いです。歩き倒す。

トレイルに入って早々、先頭集団が折り返してきました。めっちゃ速い!こんなペースで走ってんのかー!と、ある意味感動しちゃいました。

ニュウまではすれ違い区間なので、ここで走ってるランナー全員とすれ違うことになりました。基本的に下り優先で声を掛け合いながら進みます。

結果的にゆっくり登ることになるので、そこまで苦労せずコース上のピークに到着。通過チェックを受けて折り返すと、登ってくるランナーはほとんどおらず、ほぼ最後方であることを改めて確認(笑) このペースで本当に大丈夫なのかしら。。。

再び登山口に戻ってくると、今度は稲子湯エイドまでロードの下り、そして本沢温泉エイドまでロードの登りが続きます。この区間が地味にきつい。この長いロード区間をどれだけ消耗せずに進めるかがポイントだと思います。そして、タイム短縮のポイントでもあります。

本沢温泉エイドまで戻ってこれたら、そこからは下りの走れるトレイルなので、そこそこ走ってスタート/フィニッシュ地点に戻りました。

 

1周目終了時点で6時間25分。予定より30分遅れです。とはいえ、ここまでかなりのんびり来たので、このままペースを刻めれば4周目関門に向けて少しずつ貯金ができる。ただし、これ以上ペースが落ちるようだと厳しい。最低でも2周目を7時間以内で走り切りたい。

そんな目安を決めて、2周目を走り出しました。(いや、歩いてたかも…)

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part.2へ続きます