20181125 つくばマラソン 10k
最近、ランニングに対して著しくモチベーションの低下に苛まれている最中ですが、つくばマラソンを走ってきました。
と言っても今フルマラソンなんて走っても、後悔する未来しか想像出来ないので10kmの部です。
私の10kmのPRは39分50秒くらいだったと思いますが、こんな状態の中キロ4で走れる気も走る気もないので、ちょっと違ったアプローチとして「ペーサー」を務めてみることにしました。
私の独断と偏見により、クライアントの目標タイムを55分切りと設定し、ビルドアップ気味にレースを展開、やや苦しい局面があったものの、見事目標を上回る53分ちょっとでゴール。
自分としては目標達成できて非常に満足な結果です。
完走後、つくば市のコミュニティラジオ局のインタビューを受けた際にパーソナリティの方から「なるほど。たしかに満足そうな顔をしてらっしゃいますね!」などと言われたくらいです。
しかしクライアントからは、こんな駄目出しが。
- 前を走られると歩幅が合わないので、自分のリズムで走れなかった。(快適性×)
- 「坂の下りからラストスパートしよう」とか言ってたくせに、坂の手前から明らかにペースを上げていた。 (誠実性×)
- 「あと1km!」と言ってたけど、その後に"あと1km"の看板が出てきた。(正確性×)
- 『ちょっとペース落として!』と言っているのにガン無視された。 (コミュニケーション×)
いやー、難しいですねー(棒)
次回に向けて、これらの課題を解消できるよう対策を考えていきたいところです。
一方、唯一ポジティブなコメントとしてこう言われました。
- 55分切れてビックリ。自分一人では達成出来なかった。次は50分切りたい。そして、いつかお前(=私)に勝つ!
※一部誇張表現があります。
妄想100mile / Backyard Ultra
"Backyard Ultra"という形式のウルトラマラソンがあります。日本語にすると裏山ウルトラマラソン?
ざっくりレース概要を説明すると、
- コースは100/24mile(=6,706m)の周回ルート。24周すると100mileとなるが、レース自体は24周で終わるわけではない。(※後述)
- 各周回の制限時間は1時間。制限時間内にゴールできたランナーはレースを継続することができ、次の周回に突入する。
- 二周目のスタートは一周目をスタートしてから1時間後。一周目において制限時間に余裕を持ってゴールできた場合は二周目スタート時間まで休憩することができる。
- 三周目以降もタイムスケジュールは同じく、前周回スタートの1時間後。これを最後の一人になるまで(!?)レースを続ける。
というわけで、完走者は1人だけ。そして、ライバルが走り続ける限りレースが終わらないという究極の負けず嫌い王決定戦であります!w
調べてみると、世界各地でレースが行われているようなのですが、有名どころではアメリカで"Big Dog Backyard Ultra"というレースがあります。レースディレクターはBarkley MarathonsでおなじみのGary "Laz" Cantrell氏。
今年のBig Dog Backyard UltraはJohan Steene選手が68周で完走したようです。
最高にクレイジーでいいですね!草レースにおひとついかがでしょうか。
20181013-14 摩耶山
弾丸神戸行ってきました。
どのくらい弾丸かと言うと、夜22時くらいに神戸空港に到着して、翌朝8時に神戸空港を出発する感じです。
素直に宿泊しても良かったのですが、せっかくなので夜通し山でも歩くか、ということで、摩耶山登ってきました。
新神戸駅から入って布引の滝。実は初めてです。多分これが布引の滝です。(見えん)
市ケ原から摩耶山を登って行くのですが、せっかく時間が有り余っているので、いつもの全縦ルートの天狗道ではなく、トゥエンティクロスというルートを行ってみようということで直進。しかし、すぐ看板が立ってました。
少し先を進んでみましたが、元々渡渉ルートみたいなので、コースが崩落してるのか渡渉するのか判断が付かないのでやめておきました。引き返して、もう一つの登山ルートである黒岩尾根へ。
天狗道も結構しんどいですが、こちらの方がもう少しガツンと登る感じでしょうか。ある程度進むとなだらかで気持ち良い尾根道になります。夜景も見えて、結構気に入りました。
あと少しで摩耶山頂、というところで音楽鳴らして宴会してる集団に遭遇。
こんな時間に何やってんねん、って感じですが、そもそも自分もこんな時間に何やってんねんて感じです。(※AM1時)
宴会の邪魔してすみません・・・という感じでそそくさと通過。
あとで判明した事実ですが、宴会してた人達知り合いでした。数少ない六甲ローカルの友人がたまたま摩耶山の、しかもマイナールートの黒岩尾根で宴会してるとかすごい偶然にも程がある。アルコールも食べ物も豊富にあったらしい・・・涙
そんなことなど露知らず、摩耶山の三角点へ。少し変なところにあるし、眺望も無いので、得るものは特にありません。
掬星台はカップルで埋め尽くされてました。こんな時間に何やってんねん、って感じですが、そもそも自分(以下略
なお、掬星台からの夜景は素晴らしい。
明らかに場違いなので、そそくさと撤収します。
帰りは旧摩耶道(もとまやみち)で下山。この大木は最近折れたのでしょうか。痛々しい・・・
街に下りるとネコに威嚇される。
AM3時くらいに新神戸駅に着きましたが、電車もまだ走ってないので、そのまま空港まで歩きました。結構遠い。。。
AM5時。空港開放されてない。外のベンチで1時間くらい寝ました。俺は何をやってるんだ。
20181008 浅間山
KOUMI100をリタイアした翌朝、、、
我々一行は小海町から北上し、小諸市の高峰高原に移動しました。ここは浅間山の登山口です。
浅間山、最近になって噴火警戒レベルが「1」に引き下げられ、登山道としてのピークである前掛山まで登ることができるようになりました。ちなみに規制が解除されたのは3年ぶりのことのようです。
そんなニュースを聞いていたので、是非とも浅間山を登っておきたい!と思っていたところ、奇遇にも"KOUMI100を無念のリタイア"という事件が重なったので、これは行くしかねー!と、絶好の機会を得たということで行ってきました。
なお、決して「浅間山に登りたいからKOUMI100をリタイアした」わけではございません。(重要)
やや遅めの11時ごろに車坂峠からハイク開始。一応前日にKOUMI100を74km走った身なので、やや疲労を感じましたが、ゆるふわハイクする分には全く問題ありませんでした。
トーミの頭に到着すると、雄大な浅間山が出迎えてくれます。そして、ちょうど紅葉期ということもあり、カラマツの黄色い絨毯がめちゃくちゃ映えます。絶景。
すれ違う登山者もなんだか表情が柔らかいような・・・これも浅間山が為すヒーリング効果なのでしょうか。
浅間山、噂に違わず素晴らしい山でした。登れてよかった!
なお、決してKOUMI100をリタイアしてよかったー!などとは・・・(以下略)
20181007 KOUMI100 2/2
part.1の続き。2周目です。
◼︎LOOP2(70k) 13:37 / 247位
松原湖高原スケートセンターOUT(37k) 6:33
↓1:33
本沢温泉入口(46k) 8:07
↓0:39
稲子湯(50k) 8:46
↓3:05
稲子湯(63k) 11:52
↓0:47
本沢温泉入口(68k) 12:39
↓0:57
松原湖高原スケートセンター(74k) 13:37
1周目を終えて、予定より30分遅れでしたが、正直2周目を1周目より速く走ることは無理だなーと感じていたので、6時間30分を意識して進みます。
歩くペースは悪くないですが、なかなか前にランナーが見えない。。。みんな走ってるんだなぁと焦りながらもマイペースを貫くことしか出来ません。
2周目も本沢温泉エイドはスルー。少しでも時間を稼がねば。稲子湯に向けてロードを下っていきます。
異変が起こったのはロードを下り切ってからの登り返しに差し掛かるところでした。足が前に出ない。。。アスファルトの硬さに足が耐えきれなかったか?まだまだ先は長いのに早くも悲鳴を上げてしまいました。ヘロヘロになりながら稲子湯エイドへ。どうにもならないので腰を下ろしてじっくり補給。エイドではコーラが置いてあり、少し息を吹き返しました。
気になるのは痛めている左足の指先。左足に体重を掛けると耐えきれない。そうなると自然と左足を庇うような動きになるので、今度は右脚に負担が掛かってしまう悪循環に陥っているようです。とりあえず様子を見ながら、ペースを落としてゆっくり進むことにしました。
なんとか登山口に到着して、ここから2回目のニュウ登山開始。なんとなくペースが上がりません。最後のキツイ登りは「こんな登り長かったっけ・・・」と感じるくらいツライ。多分記憶が楽な方向に上書きされている。あと3回登りに来なきゃいけないのかよー、と想像してみたら絶望した・・・(自爆)
心を無にしてどうにか登り切り、折り返す。キツイ登りだったので、当然下りもキツイ。1kmほど下ったところで、トップの選手が走って登ってきました。これ、2周目にして1周遅れにされるんじゃなかろうか。。。
ふかふかのトレイルだと走れるのですが、アスファルトになると途端に足が痛くなります。もうアスファルト嫌い!
それでも、ニュウへの登りで手こずった分をリカバリーするべく出来る限り頑張って走りました。
本沢温泉へ戻る登りのロードは既に走れない(そもそも1周目から走ってないですが・・・)ので、休まず歩き続けるのみ。エイドに到着する頃に日が暮れました。気温も一気に下がってきたので、シェルを羽織りました。
時計を気にしながらここまで来てみたものの、既に12時間40分。13時間(=2周目6時間30分)は無理、13時間30分も結構際どい気がするなぁ。
13時間30分は自分の中で決めていた2周目のデッドラインでした。2周目を7時間で走れなければ、この先7時間を切って走ることは現実的ではありません。4周目関門時間である28時間以内に通過するためには、各周回でのデポバッグ入れ替え時間を15分みた上で(計30分)、3周目・4周目を7時間で繋ぐことで(計14時間)ギリギリ28時間に滑り込める時間が2周目終了時点で13時間30分ということになります。
でもこれからナイトセクションに入るのに7時間で走ることは現実的じゃないよなー、と思いながら最後のトレイルセクションを走って下りました。
そして、スタート地点に戻る手前でデッドラインをオーバー。2周目を終了したのは13時間37分でした。ここで8分で装備の入れ替え・補給すれば再び理論上のラインに載るわけですが、これ以上関門時間と闘い続ける気力は既に持ち合わせておらず、リタイアを申告することにしました。
こうして私のKOUMI100は2周目で終わりました。惨敗でしたね。。。
余談ですが、ギリギリ1周遅れを免れました!w
KOUMI100完走に向けて自分的メモ。2周しか走ってないので参考になるかわかりませんが。
- ロード区間をいかに走れるかが完走への鍵を握ると思う。そのためにはベースとなるジョグペースを引き上げる必要があるが、あまりにも練習不足で全く走れなかった。ノリで完走できるコースではない。
- ロード区間が多いので、それに耐え切る筋力が必要。峠走や林道練が完走への近道だと思った。
- シューズのセレクトも大事。トレイルシューズである必要はない気もする。
- 1周目からストックをガシガシ使ったが、正直ストックがあってよかったと思ったのはニュウの登りのみ。下手なストックワークは身体への負担が増えるだけで、無駄に疲れる気がする。序盤は不要という結論。その分軽量化してタイムを稼いだ方がよさそう。
- ラムネはやっぱり美味しい。
20181007 KOUMI100 1/2
信越五岳から3週間、KOUMI100を走ってきました。結果から先に書いておくと、2周を終えてリタイアしました。
「信越五岳は今年も台風が来て100mile開催されないんじゃないか」理論に基づき、言わば保険的な位置付けでKOUMI100にエントリーしていました。(どうしても今年100mileを走ってみたかったのです)
そんな思惑をよそに、信越五岳は無事開催され、逆にKOUMI100の方が台風にやられるというまさかの展開。直撃気配濃厚だった台風25号は幸い進路から外れましたが、その前の台風24号によって大きな被害を受けていました。
コース近隣のしらびそ小屋の情報によると、登山道は壊滅的ということで、KOUMI100のコースも少なくない影響が出ているだろうと思っていました。ギリギリまでレンタカーを借りるのを保留していましたが、大会中止等のアナウンスは無かったので、とりあえず現地に赴くことにしました。
◼︎コース変更
前日のレース説明会の中でコース変更が発表されました。やはりKOUMI100のコースも最高地点であるニュウへの登山道が崩落し使えないとのこと。しかし、そこで諦めない流石のOSJ、唯一生きているニュウからの下りをピストンで繋いで開催するね、結果的にロードの繋ぎ区間が増えてトータル10km増えて175kmのレースになるのでよろしくね!と言われました。
全然よろしくない、と正直思いましたが、自分に出来ることは頑張って走ることしかありません。
それと、デポバッグの使い方について。
レース中はデポバッグに入ってる物だけ使ってくれ、とのアナウンスがありました。サポートによる無尽蔵な補給はレースの公平性に欠けるため、という理由です。確かにごもっともだなぁ、と思いつつも想定外の話だったので、ちょっと計算が狂いました。
まぁ、実際レースが始まってみるとあんまり守られてなかったみたいですが(ルールにも載ってなかった気がするし)、アナウンスを聞いてしまった以上、デポバッグ以外から補給することは出来ません。
とりあえずデポバッグに着替えと食料を詰め込めるだけ突っ込みましたが、自分の中で割と生命線である麦茶は650mlペットボトル4本しか入れられなかった。。。
◼︎レース戦略
3週間前に走った信越五岳の後遺症として、左足の指先に違和感が残っていましたが、KOUMI100を完走するためにはこの足と向き合う必要があります。とはいえ、正直無理はできないなぁ、とは思っていました。
設定タイムとしてはスタート地点での休憩時間を除いて5周とも全て6時間としました。1周目でペース感覚を身に付けつつ、どれだけ6時間に近付けるか。距離が伸びた分がどう影響してくるか。
※ちなみにKOUMI100では4周終了時関門として28時間(平均7h/周)があります。フィニッシュ制限時間は36時間。
◼︎LOOP 1(35k) 6:25 / 302位
本沢温泉入口(9k) 1:27
↓0:33
稲子湯(13k) 2:01
↓2:45
稲子湯(26k) 4:46
↓0:44
本沢温泉入口(30k) 5:31
↓0:54
松原湖高原スケートセンター(36k) 6:25
スタート早々、無理しないペース(=5周とも同じように走れる)ということでのんびり走っていたら、どんどん置いていかれてしまい、気が付けば後ろを振り返ると誰もいない・・・もしかして私、最後尾ですか?
林道の登りに入り、積極的に歩いてようやく集団に追いつきました。
最初のエイドがある本沢温泉入口までは緩やかな林道の登りですが、そこから次の稲子湯エイドまでは繋ぎのロード区間なので、エイドをスルーして時間節約。
しかし、いかんせん走るペースが遅いのでバシバシ抜かれます。皆ホントに速い。多分自分が遅いだけなんでしょうけど・・・やはりKOUMI100を走るランナーは歴戦の猛者ばかり、いきなり洗礼を浴びた気分です(笑)
ガツンとロードを下り、1kmほど登り返したところでエイド。1周目はエイドに水とポテトチップスくらいしかなかったので、ポテトチップスを数枚つまんで先に進みます。
稲子湯エイドから先はしばらくロードが続き、ニュウ登山口まで。とにかくロードが長いです。歩き倒す。
トレイルに入って早々、先頭集団が折り返してきました。めっちゃ速い!こんなペースで走ってんのかー!と、ある意味感動しちゃいました。
ニュウまではすれ違い区間なので、ここで走ってるランナー全員とすれ違うことになりました。基本的に下り優先で声を掛け合いながら進みます。
結果的にゆっくり登ることになるので、そこまで苦労せずコース上のピークに到着。通過チェックを受けて折り返すと、登ってくるランナーはほとんどおらず、ほぼ最後方であることを改めて確認(笑) このペースで本当に大丈夫なのかしら。。。
再び登山口に戻ってくると、今度は稲子湯エイドまでロードの下り、そして本沢温泉エイドまでロードの登りが続きます。この区間が地味にきつい。この長いロード区間をどれだけ消耗せずに進めるかがポイントだと思います。そして、タイム短縮のポイントでもあります。
本沢温泉エイドまで戻ってこれたら、そこからは下りの走れるトレイルなので、そこそこ走ってスタート/フィニッシュ地点に戻りました。
1周目終了時点で6時間25分。予定より30分遅れです。とはいえ、ここまでかなりのんびり来たので、このままペースを刻めれば4周目関門に向けて少しずつ貯金ができる。ただし、これ以上ペースが落ちるようだと厳しい。最低でも2周目を7時間以内で走り切りたい。
そんな目安を決めて、2周目を走り出しました。(いや、歩いてたかも…)
part.2へ続きます