100mile madness!!

雰囲気で山を走っています。

20180714-15 中房温泉〜竜島温泉 Day.2

北アルプスハイク2日目。

 

Day.2 徳沢→竜島温泉

徳沢〜徳本峠〜霞沢岳〜徳本峠〜島々〜竜島温泉(せせらぎの湯)  CT16:55

 

夜は暑苦しいくらいでしたが、朝方の寒さで目が覚めました。目が覚めたら行動開始です。

朝の蝶ヶ岳からの景色は絶景だったに違いないと思いながら梓川沿いを歩く。

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徳本峠へ向かう分岐。そして、クラシックロードのスタート。

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徳本峠までの道のりはとても歩きやすく、沢沿いを行くので涼しい。少しだけ渡渉ポイントがありました。

徳本峠にザックをデポし、トレラン装備で霞沢岳に寄り道します。

ジャンクションピークを越えて、一旦高度を下げていきます。あそこまで登るの・・・?

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K1ピークの取り付きから急登が始まります。陽射しと相まって強烈過ぎる登り。ヒィヒィ言いながら頑張る。

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K1ピークまで来たら、霞沢岳山頂まであとちょっと!

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軽いノリで寄り道すると後悔するレベルですが、霞沢岳に寄り道する価値あります。

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御嶽山もバッチリ見えました。

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今日中に家に帰りたいので、山頂での休憩もそこそこに徳本峠へ戻ります。

K1ピークからの激下り、ジャンクションピークへの登り返し。復路は思ってたよりあっさり歩けました。

徳本峠に戻り、とりあえずコーラ・・・を頼もうとしましたが、コーラは無い。あるのは水、お茶、ビールとのことなので、迷わずビールにしました。(ビールはカロリーあるからOKルール)

 

休憩もそこそこに、徳本峠小屋を後にします。ここから島々まで長いですがほぼ下り。"ちから水"めちゃくちゃ冷たくて美味い!終盤はこのちから水だけで歩けました。

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島々谷の沢沿いをひたすら歩きます。ひたすら。

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渡渉や不安定な足場など、時折ワイルドなポイントもありましたが、とても雰囲気が良いです。人も全然いない。

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足がツラくなってきたので、沢に足を突っ込んでみる。冷たすぎて10秒も浸けていられない。(アイシング失敗)

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林道を抜けて、島々の集落に下りてきました。

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今回のゴール地点。日焼けがピリピリしてあんまり入っていられなかった。

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この後タクシーで新島々駅まで行こうとしましたが、「タクシーがないんで無理です」とタクシー会社に拒否されて、結局追加で3km歩くことに。。

家に帰れる最終の特急まで時間があったので、ソースカツ丼とラーメンを食す。

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そういえばこの日は朝からカルパス2本と柿ピー1袋(とビール)しか食べてなかった。意外と歩けるもんですね。
きっと蓄えていた脂肪のおかげ。

 

ちなみに裏テーマは「100マイル"歩き続けられる"脚作り」でした。2日ともロングコース、そして両日とも下り区間を長く取れたので、良い刺激を入れられたかなと思います。

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20180714-15 中房温泉〜竜島温泉 Day.1

この三連休はONTAKE100を走っているはずでしたが、西日本を中心とした豪雨により王滝村も被災してしまい、大会が中止に。

"ONTAKEロス"という非常事態の穴を埋めるべく、北アルプスを歩いてきました。

 

DAY.1 中房温泉→徳沢

中房温泉〜燕山荘〜大天荘〜常念岳蝶ヶ岳〜徳沢 CT 19:20

 

毎日あるぺん号に乗って中房温泉へ。この日は7台出ており、私は7号車のマイクロバスでした。

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座席間隔狭すぎて足伸ばせない・・・当然寝ることも出来ず、ひたすら目を閉じていました。(テン泊用の枕が結構役に立ちました)

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6時スタートの予定でしたが、バスが思いの外早く到着したので、5時前に中房温泉をスタート。お陰で渋滞に巻き込まれることなくサクッと燕山荘まで登れました。

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特に燕岳山頂に寄り道する理由もないので、さっさと表銀座を進みます。天気は最高。陽射しはすげー強い。

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ライチョウの親子がいました。ほっこり。

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大天井岳の登りでハンガーノック気味。何度も座り込みながら、なんとか大天荘到着。コーラと麦茶を買ってガブ飲み。先が思いやられるな・・・

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ここも大天井岳山頂には寄らず(元気なしw)、表銀座とお別れして常念岳を目指します。

再びライチョウに出会う。無邪気な雛が登山道を闊歩していました。

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気持ち良い稜線歩き。

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やや雲が出てきた頃に常念小屋到着。結構賑わってます。

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ここから常念岳を越えていくのですが、ハンガーノック気味の身体には厳しい400mUP。。。なんとか山頂へ。

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そして、常念岳から蝶槍がこの日一番厳しい区間でした。特に下りが厳しかった…浮足多く、集中切らせられない。さらに、樹林帯に入ったりして、果てしなさ半端ない。

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ボロボロになりながら蝶槍到着。ここまで来れば蝶ヶ岳まであと少し。

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蝶ヶ岳に向かう稜線。

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当初の計画では蝶ヶ岳ヒュッテで一泊の予定でしたが、テン場激混み…

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結局、徳沢に下りました。ビビィ泊。

ビール飲んで早々に目を閉じました(寝たとは言ってない)

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20180701 樽前山

北海道出張ついでに樽前山

新千歳空港でレンタカーを借りてさくっと行ってきました。

 

七合目登山口に到着した時点で結構雨が降ってましたが、様子を見計らってハイク開始。

稜線は暴風が吹き荒れており、正直わけわかんない感じでしたが、それはそれで楽しめました。

樽前ドーム・・・?そんなものはなかった。

 

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トレッドミル傾斜15%練

トレッドミル 傾斜15%」

ジム通いのトレイルランナー界隈でトレーニングの定番・・・かどうかは知りませんが、メニューに取り入れている人は割と多いのではないでしょうか。

傾斜15%というのは、トレッドミルにおける最大傾斜(もちろん機種によって異なります)で、走ると結構キツいです。いや、めっちゃキツいです。たぶん実際のレースでこんな傾斜のロードがあったら、私は躊躇せず歩きますね。

15%傾斜つけると、周りのトレッドミルと比べて明らかに異様なので、あまりやり過ぎると周りの方々から「クレイジーマウンテン」などとあだ名を付けられかねません。

ちなみに登り一辺倒でお馴染み、富士登山競走における傾斜は理論値で以下の様になります。

 

  • スタート→富士浅間神社 3.0k 80mD+ / 2.7%
  • 富士浅間神社→中の茶屋 4.2k 260mD+ / 6.2%
  • 中の茶屋→馬返し 3.6k 340mD+ / 9.4%
  • 馬返し→五合目 4.2k 780mD+ / 18.6%
  • 五合目→本八合目 3.8k 1,170mD+ / 30.8%
  • 本八合目→ゴール 2.2k 370mD+ / 16.8%

 

中の茶屋から馬返しにかけては、馬返し手前の傾斜が結構きつくなるのですが、区間の平均傾斜でいえば10%を切っています。

よくあるアドバイスとして、山頂コースを完走するためには馬返しまで走らないとダメ!というのがあります。この数字を見るとたしかに走らなきゃ!って感じですね。(ちなみに馬返しまで走らなくても完走できます。走れないのはちょっと足りてない気がしますが)

そして、馬返し以降は数字も一気に跳ね上がります。山岳区間なだけあります。八合目あたりは両手使わないと登れませんからね・・・

 

で、話を戻して本題に入りますと、果たして「トレッドミル傾斜15%」が本当に意味あるのか?というところです。

実際に傾斜15%なんてエリートランナーレベルでないと満足に走れないのに、私のような平凡ランナーが取り組むメリットがあるんでしょうか?定点観測という意味ではわかりやすい指標なのですが、割と雰囲気で走ってる人は多いんじゃない?と思った次第です。

富士登山競走を見据えるのであれば、傾斜10%くらいでいいんじゃないでしょうか。傾斜を緩くすることで、速度を上げることが出来るので実践的・効率的に鍛えられそう。そして何より「走ってる感」を味わえます。(なお私の場合、傾斜15%では「ただ耐え忍ぶ闘い」となります)

でも傾斜10%では「クレイジーマウンテン」にはなれないな・・・

 

価値観の多様性

人間は誰しも自分が正しいと思う価値観を持っていますが、最近はSNSの普及によって個人が容易に発信できるようになったので、相反する価値観が衝突する機会が増えてきたように思います。政治的思想とかは特に顕著ですね。

 

ランニングという小さなコミュニティにおいても例外ではなくて、価値観のぶつかり合いというか、押し付けを目にします。

たとえば、マラソン大会のエントリーに関して、「練習してないやつがエントリーすんな」とか「練習しているランナーにこそレースを走らせるべきだ」みたいなやつです。

からしてみれば練習してなくてもエントリーする権利があるし、練習しないでレースを走る楽しみ方もあるんじゃないですかね、と思います。

 

私の中でランニングにおける最も尊重している価値観は「速いことが偉いわけではない」ですが、勿論それと相反する考え方も存在します。

そして、「速いことが偉いわけではない」と言いつつも、速い人は速いなりの理由があり、速く走るために日々研鑽しているわけで、その努力は讃えられるべきだと思います。ちなみに私も速く走りたいのでトレーニングを積んでいます。

ただし、速さという価値観を人に押し付けるべきではないと思っている、ということです。

 

少し話は逸れますが、5月に開催された阿蘇ラウンドトレイルにおいて、私は無念の(?)DNFでしたが、とにかく楽しい記憶しかない状態でレースを終えたのであんまり後悔していません。レース後の観光も全力で楽しめましたからね。。。

「完走できなくて悔しくないわけがない」というのも実は偏見だったりするのかもしれませんよ・・・?

 

※ちなみに阿蘇ラウンドトレイルは66k地点でリタイアしました。

足はキツかったですが、制限時間には余裕がありました。しかし、残るは夜間パート、そして雨予報だったので、「楽しさ」と「完走したときの達成感」を天秤に掛けた結果としてのリタイア判断でした。(ただメンタルが弱いだけじゃねーか!!という説も・・・)