100mile madness!!

雰囲気で山を走っています。

トレッドミル傾斜15%練

トレッドミル 傾斜15%」

ジム通いのトレイルランナー界隈でトレーニングの定番・・・かどうかは知りませんが、メニューに取り入れている人は割と多いのではないでしょうか。

傾斜15%というのは、トレッドミルにおける最大傾斜(もちろん機種によって異なります)で、走ると結構キツいです。いや、めっちゃキツいです。たぶん実際のレースでこんな傾斜のロードがあったら、私は躊躇せず歩きますね。

15%傾斜つけると、周りのトレッドミルと比べて明らかに異様なので、あまりやり過ぎると周りの方々から「クレイジーマウンテン」などとあだ名を付けられかねません。

ちなみに登り一辺倒でお馴染み、富士登山競走における傾斜は理論値で以下の様になります。

 

  • スタート→富士浅間神社 3.0k 80mD+ / 2.7%
  • 富士浅間神社→中の茶屋 4.2k 260mD+ / 6.2%
  • 中の茶屋→馬返し 3.6k 340mD+ / 9.4%
  • 馬返し→五合目 4.2k 780mD+ / 18.6%
  • 五合目→本八合目 3.8k 1,170mD+ / 30.8%
  • 本八合目→ゴール 2.2k 370mD+ / 16.8%

 

中の茶屋から馬返しにかけては、馬返し手前の傾斜が結構きつくなるのですが、区間の平均傾斜でいえば10%を切っています。

よくあるアドバイスとして、山頂コースを完走するためには馬返しまで走らないとダメ!というのがあります。この数字を見るとたしかに走らなきゃ!って感じですね。(ちなみに馬返しまで走らなくても完走できます。走れないのはちょっと足りてない気がしますが)

そして、馬返し以降は数字も一気に跳ね上がります。山岳区間なだけあります。八合目あたりは両手使わないと登れませんからね・・・

 

で、話を戻して本題に入りますと、果たして「トレッドミル傾斜15%」が本当に意味あるのか?というところです。

実際に傾斜15%なんてエリートランナーレベルでないと満足に走れないのに、私のような平凡ランナーが取り組むメリットがあるんでしょうか?定点観測という意味ではわかりやすい指標なのですが、割と雰囲気で走ってる人は多いんじゃない?と思った次第です。

富士登山競走を見据えるのであれば、傾斜10%くらいでいいんじゃないでしょうか。傾斜を緩くすることで、速度を上げることが出来るので実践的・効率的に鍛えられそう。そして何より「走ってる感」を味わえます。(なお私の場合、傾斜15%では「ただ耐え忍ぶ闘い」となります)

でも傾斜10%では「クレイジーマウンテン」にはなれないな・・・