100mile madness!!

雰囲気で山を走っています。

20180701 樽前山

北海道出張ついでに樽前山

新千歳空港でレンタカーを借りてさくっと行ってきました。

 

七合目登山口に到着した時点で結構雨が降ってましたが、様子を見計らってハイク開始。

稜線は暴風が吹き荒れており、正直わけわかんない感じでしたが、それはそれで楽しめました。

樽前ドーム・・・?そんなものはなかった。

 

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トレッドミル傾斜15%練

トレッドミル 傾斜15%」

ジム通いのトレイルランナー界隈でトレーニングの定番・・・かどうかは知りませんが、メニューに取り入れている人は割と多いのではないでしょうか。

傾斜15%というのは、トレッドミルにおける最大傾斜(もちろん機種によって異なります)で、走ると結構キツいです。いや、めっちゃキツいです。たぶん実際のレースでこんな傾斜のロードがあったら、私は躊躇せず歩きますね。

15%傾斜つけると、周りのトレッドミルと比べて明らかに異様なので、あまりやり過ぎると周りの方々から「クレイジーマウンテン」などとあだ名を付けられかねません。

ちなみに登り一辺倒でお馴染み、富士登山競走における傾斜は理論値で以下の様になります。

 

  • スタート→富士浅間神社 3.0k 80mD+ / 2.7%
  • 富士浅間神社→中の茶屋 4.2k 260mD+ / 6.2%
  • 中の茶屋→馬返し 3.6k 340mD+ / 9.4%
  • 馬返し→五合目 4.2k 780mD+ / 18.6%
  • 五合目→本八合目 3.8k 1,170mD+ / 30.8%
  • 本八合目→ゴール 2.2k 370mD+ / 16.8%

 

中の茶屋から馬返しにかけては、馬返し手前の傾斜が結構きつくなるのですが、区間の平均傾斜でいえば10%を切っています。

よくあるアドバイスとして、山頂コースを完走するためには馬返しまで走らないとダメ!というのがあります。この数字を見るとたしかに走らなきゃ!って感じですね。(ちなみに馬返しまで走らなくても完走できます。走れないのはちょっと足りてない気がしますが)

そして、馬返し以降は数字も一気に跳ね上がります。山岳区間なだけあります。八合目あたりは両手使わないと登れませんからね・・・

 

で、話を戻して本題に入りますと、果たして「トレッドミル傾斜15%」が本当に意味あるのか?というところです。

実際に傾斜15%なんてエリートランナーレベルでないと満足に走れないのに、私のような平凡ランナーが取り組むメリットがあるんでしょうか?定点観測という意味ではわかりやすい指標なのですが、割と雰囲気で走ってる人は多いんじゃない?と思った次第です。

富士登山競走を見据えるのであれば、傾斜10%くらいでいいんじゃないでしょうか。傾斜を緩くすることで、速度を上げることが出来るので実践的・効率的に鍛えられそう。そして何より「走ってる感」を味わえます。(なお私の場合、傾斜15%では「ただ耐え忍ぶ闘い」となります)

でも傾斜10%では「クレイジーマウンテン」にはなれないな・・・

 

価値観の多様性

人間は誰しも自分が正しいと思う価値観を持っていますが、最近はSNSの普及によって個人が容易に発信できるようになったので、相反する価値観が衝突する機会が増えてきたように思います。政治的思想とかは特に顕著ですね。

 

ランニングという小さなコミュニティにおいても例外ではなくて、価値観のぶつかり合いというか、押し付けを目にします。

たとえば、マラソン大会のエントリーに関して、「練習してないやつがエントリーすんな」とか「練習しているランナーにこそレースを走らせるべきだ」みたいなやつです。

からしてみれば練習してなくてもエントリーする権利があるし、練習しないでレースを走る楽しみ方もあるんじゃないですかね、と思います。

 

私の中でランニングにおける最も尊重している価値観は「速いことが偉いわけではない」ですが、勿論それと相反する考え方も存在します。

そして、「速いことが偉いわけではない」と言いつつも、速い人は速いなりの理由があり、速く走るために日々研鑽しているわけで、その努力は讃えられるべきだと思います。ちなみに私も速く走りたいのでトレーニングを積んでいます。

ただし、速さという価値観を人に押し付けるべきではないと思っている、ということです。

 

少し話は逸れますが、5月に開催された阿蘇ラウンドトレイルにおいて、私は無念の(?)DNFでしたが、とにかく楽しい記憶しかない状態でレースを終えたのであんまり後悔していません。レース後の観光も全力で楽しめましたからね。。。

「完走できなくて悔しくないわけがない」というのも実は偏見だったりするのかもしれませんよ・・・?

 

※ちなみに阿蘇ラウンドトレイルは66k地点でリタイアしました。

足はキツかったですが、制限時間には余裕がありました。しかし、残るは夜間パート、そして雨予報だったので、「楽しさ」と「完走したときの達成感」を天秤に掛けた結果としてのリタイア判断でした。(ただメンタルが弱いだけじゃねーか!!という説も・・・)