データから紐解く信越五岳100mile
昨年の信越五岳100mile(102km短縮)における完走者の通過タイムを完走タイム別にまとめてみました。
ちなみに完走率は345/455= 75.8%でした。
関門時間は以下の様に設定されています。
- アパリゾート上越妙高(第1関門/56k): 12時間
- 国立妙高青少年自然の家(第2関門/71k): 14時間30分
- 黒姫(第3関門/102k): 20時間
- 笹ヶ峰高原グリーンハウス(第4関門/113k): 22時間
- 戸隠スキー場(第5関門/143k): 28時間30分
- 飯綱高原ハイランドホール飯綱(FINISH/160k): 32時間
なお、黒姫以降は110kの部とコースおよびタイムスケジュールが同じになるので、信越五岳110kにおける"22時間ペース"が求められることになります。
こうして昨年の傾向を見てみると、黒姫(102k)通過のコアタイムが19時間台ということで、多くのランナーが関門締切時間の1時間以内に集中しました。レースが短縮されたことで全体的にペースが速かった可能性をふまえると、本当に余裕がない。。。
つまり、黒姫の関門を通過できるかどうかが完走のカギです!!・・・という結論でさっさと終わらせたいところですが、もう少し考えましょう。
実は、次の笹ヶ峰(113k)も引き続き厳しいです。ギリギリ黒姫に到着した場合、笹ヶ峰で引っかかりそうな雰囲気がプンプンします。
※笹ヶ峰の関門は以前(乙見湖だった時)より3kmほど手前になってますが、私が2015年に走った時は黒姫→乙見湖で2時間30分掛かりました。(エイドの出口にゲートがあった記憶があるので、デポでの着替えとか込みの時間ですが)
というわけで、笹ヶ峰の関門を通過する観点で逆算していきます。
- 黒姫→笹ヶ峰を少し余裕みて2時間30分掛かると見積もる
- 1.を受けて、黒姫エイドを19時間30分に出発するのをリミットとする
- 黒姫エイドではデポバッグがあるので、20分くらい滞在することを見込む
- 3.を受けて、黒姫エイドに19時間10分以内に到着する必要がある
- 4.を受けて、赤倉(89k)エイドに16時間10分以内に到着したい
- 5.を受けて、青少年自然の家(71k)エイドに12時間30分以内に到着したい
- 6.を受けて、アパリゾート(56k)エイドに9時間30分以内に到着したい
- アパリゾートまではテキトーに頑張る
- レースが無事開催されるようにお祈りをする
アパリゾートと青少年自然の家の関門時間は有るようで無いようなものです。ここらでギリギリだと挽回はかなり厳しいものと思われます。
なお、独断と偏見で設定した「黒姫到着:19時間10分以内」を昨年実績に当てはめると、通過率は255/455= 56.0%まで低下します。厳しいですね。。。
そして、笹ヶ峰以降は割と楽観視しています。笹ヶ峰以降も走れる脚が残っていれば、完走は堅いです。(脚が残るとは言ってない)
さて、どうなることやら・・・