データから紐解く富士登山競走2018
2018年の富士登山競走(山頂コース)のデータを整理したまま一年経過してしまったのですが、せっかくなので掲載しておきます(笑)
①スタートブロック別の関門通過率・完走率
全体の完走率は43.3%と例年と比較して厳しい結果でした。Cブロックは五合目関門(2時間15分)時点で34.2%しか生き残れていません。
②スタートブロック別の完走タイム
次に、完走者にフォーカスを当てて平均タイムを算出しました。Aブロックの超人クラスタについては私には縁がないので無視するとしてw、完走ラインを見てみます。
やはり目を付けるべきは五合目関門ですかね。Cブロック(51人)の平均通過タイムが2時間5分を切ってます。今年のレース環境(気温・砂礫の乾燥・渋滞など)に因るものなのか、注視しておくべき指標かもしれませんね。特に渋滞が主な要因だったりすると、渋滞に巻き込まれないように(または渋滞を見越して)、前半で時間を稼ぐレース展開が求められることになります。
③五合目通過タイム別完走率
五合目通過タイムにフォーカスを当ててみます。上記②で"2時間5分"という指標が見えたので、もう少し深掘りしてみました。
やはり2時間5分(台)を超えると、完走率が著しく低下していきます。10分超えるとかなりシビアな結果です。
④馬返し通過タイム別完走率
馬返し通過タイムから完走率を見ると、1時間5分台あたりが分岐点になるでしょうか。
今回五合目関門の位置が変わり、渋滞が緩和された代わりに距離が微妙に延びていますので、その影響に因るものなのか、来年以降注視していきたい結果です。